陰陽座
全国ツアー2007 「天下布武 -冬の陣- 」
2007年12月20日 IN 名古屋E.L.L.



   

30周年記念に捧げた迸る魂の数々

今日のライブは天下布武 -冬の陣-と名打ってはいますが、名古屋だけは実質、本日ライブが行われるライブハウス名古屋ElectricLadyLandの30周年を祝うライブ。ちなみにこれは各アーティストもやっているので陰陽座だけが特別ってわけではない。ということもあって、前日には陰陽座自身も長らくやっていなかったというツーマンライブを敢行。その相手がガンダムの主題歌などでもお馴染み(一応、私も2枚ばかり聴いて書いてる)のHIGH and MIGHTY COLORだと聴くからさらにびっくり!

俺としても、そしてサイトとしても初日のツーマンを見に行った方が刺激的でもあり、新たな発見もあったろうと思うのですが、いつも通りのワンマンライブの2日目を選んでしまいました。その辺はすいません。というわけで前述した通りのレポです。やっぱり2日目行って正解と思えるぐらい満足はしましたので。

-setlist-
1.夢幻
2.邪魅の抱擁
3.龍の雲を得る如し
4.煌
5.不倶戴天
6.ひょうすべ
7.傀儡忍法帖
8.河童をどり
9.塗り壁
10.黒衣の天女
11.叢原火
12.接吻
13.癲狂院狂人廓
14.彷徨える
15.わいら
16.組曲『義経』〜悪忌判官
17.羅刹
18.我が屍を越えてゆけ

Encore1
19.悪路王
20.おらびなはい
-メンバー紹介-

Encore2
21.生きることとみつけたり

Encore3
22.骸



荘厳なイントロからタイトル通り「夢幻」への飛翔、そしてそれをこの手に手繰り寄せる力強い疾走メロディアスチューンの「邪魅の抱擁」という個人的に陰陽座最強のオープニングチューンで始まった今夜。長年、このライブハウスを贔屓にしてきた陰陽座の熱い想いが伝わってくる、と共にライブも始めから加速。龍が天へ駆け上がる如きロックチューン「龍の雲を得る如し」、熱気を上げる「煌」、スラッシュリフが強烈な「不倶戴天」という3連発。

さらに違った角度から熱気を上げるべく踊り・お祭りソングの「ひょうすべ」「傀儡忍法帖」「河童をどり」とファンキーなナンバーが続く。そしてこの後に披露されたのが瞬火のこの冬イチオシの曲という7分の妖怪ドゥームメタルソング「塗り壁」。ギターとベースのアルペジオから怒涛の展開に今日も血脈がおかしくなりそうに。「黒衣の天女」「叢原火」を挟み、会場に潤いを与えたバラードナンバー「接吻」と続いていった。

ライブの勢いを最後に向かってヒートアップさせる「癲狂院狂人廓」「彷徨える」「わいら」と立て続けに演奏し、さらに激動と痺れるツインリードのかっこよさに悶絶する「組曲「義経」〜悪鬼判官〜」、日本の古典的なセンス抜群の疾走ヘヴィメタルチューンの「羅刹」と続いた。ラストは「我が屍を越えてゆけ」で会場は大合唱のまま本編の終了を迎えた。

アンコールはいきなり激烈スラッシュメタルチューンの「悪路王」から。魂を吸い取りつくすほどの熱波が襲い掛かり、悶絶。続いたのは正反対のお祭りソング「おらびなはい」で会場は陽気さを取り戻す。しかし、今日はこのおらびなはいで、瞬火の兄上とE.L.Lの照明さんの見事な連携で会場はひときわ大きな歓声に包まれた。彼の「E.L.L.の照明は電力会社から電気ひっぱてるわけじゃない。君たちの歓声で発電している」(ってな感じの表現だった)との言葉で・・・。

そして2回目のアンコールは個人的にも気に入っている陰陽座風のメロコア「生きることとみつけたり」を演奏。演奏後には湿度計を今回のライブハウスから置くことにしたというMCから湿気をモイスチャー、室温を温もりと言い出し、さらに一番肝心の言いたかったことを忘れるというグダグダな瞬火の兄上に瞬火コールが起こったという(笑)。結局は湿度見るより、MC長いから時計を見ろ!っていうことでしたが(笑)。今日の瞬火はいつもよりおもしろかったな。ラストにはそんな雰囲気もぶち壊す、スレイヤーばりのスラッシュメタルで奈落の底へ落とす「骸」で締め。

いつも以上の魂の迸り。そして、陰陽座というバンドのE.L.Lへの感謝の言葉は終始尽きることは無かった。律儀なバンドだというのは前々から知っているが、それでも結成してから現在まで、並々ならぬ想いが詰まっている彼等の大切な場所だからだろう。こうして、E.L.Lの30周年を祝うと同時にまた新たな1ページを刻むライブは終了しました。



♪陰陽座「組曲『義経』〜悪鬼判官〜」